今月の臨床 増えてきた子宮体癌
発生の基礎
2.発生・進展と性ホルモン
皆川 幸久
1
,
寺川 直樹
1
1鳥取大学医学部産科婦人科
pp.1138-1140
発行日 1999年9月10日
Published Date 1999/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903759
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子宮体癌(内膜癌)の自然史についてはいまだ不明な点が多い.一方,子宮内膜は性ステロイド受容体を有することから,内膜癌はホルモン依存性腫瘍の一つに位置づけられている.乳癌の場合と比較すると明確な成績に乏しいものの,内膜癌の発生・進展と性ステロイドとの関連について,臨床的・基礎的知見が集積されつつある.本稿では体癌の発生・進展と性ステロイド,とくにエストロゲンとの関連について概説する.
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