今月の臨床 HRT—ベストテクニック
HRTの効果
2.骨減少症および骨粗鬆症
牧田 和也
1
,
太田 博明
1
,
野澤 志朗
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科
pp.1350-1353
発行日 1998年11月10日
Published Date 1998/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903444
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ホルモン補充療法(hormone replacement ther—apy:HRT)の骨量に対する効果についてはよく知られており,今日においては骨量減少症や骨粗鬆症に対する薬物療法の一つとして広く一般に行われている.1998年6月に提唱された日本骨代謝学会骨粗鬆症の治療(薬物療法)に関するガイドライン作成ワーキンググループによる「骨粗鬆症の治療(薬物療法)に関するガイドライン」1)においても,HRTは閉経後女性における骨粗鬆症を含めた健康管理,QOLの向上に有用である2)とされており,今後もその重要性は変わらないものと思われる.そこで本稿では,骨量減少症・骨粗鬆症の予防・治療におけるHRTの役割について,他剤との比較を含めて論じてみたい.
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