今月の臨床 早産対策—いま臨床医ができること
病棟での対策—私はこうしている
2.前期破水症例の管理・2
友田 昭二
1
1大阪市立大学医学部産科婦人科
pp.718-719
発行日 1998年5月10日
Published Date 1998/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903282
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昔から子宮は“最良の保育器”とよばれているが,いったんPROM(前期破水)に伴い細菌が羊膜腔内に侵入すれば“最適な細菌培地”となり早期娩出が望まれる.早産PROMにおいては胎児感染の有無が新生児予後に大きく影響するため,胎児感染の診断が重要になる.PROMの診断,感染の予防・診断に関しては他の執筆者にまかせ,筆者は分娩時期決定に際し児の予後の面から根本的な見直しを行うとともに,将来の展望についても言及したい.
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