今月の臨床 子宮筋腫—最新情報
鑑別診断のキーポイント
3.非定型的子宮平滑筋腫および子宮肉腫
宇田川 康博
1
,
中田 さくら
1
,
向井 万起男
2
,
野澤 志朗
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科
2慶應義塾大学病理診断部
pp.1278-1281
発行日 1997年12月10日
Published Date 1997/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903107
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子宮に発生する間葉性腫瘍
子宮から発生する間葉性腫瘍は,大別して子宮内膜間質腫瘍と平滑筋腫瘍とからなり,さらに上皮性・間葉性混合腫瘍の発生をみることがある.
本稿では,平滑筋腫瘍を中心に平滑筋腫とその変異型である富細胞平滑筋腫(cellular leio—myoma),変形平滑筋腫(bizarre leiomyoma)および悪性の平滑筋肉腫(leiomyosarcoma)との鑑別について述べ,さらに項目によっては内膜間質肉腫(endometrial stromal sarcoma)や癌肉腫(carcinosarcoma)との鑑別についても触れてみたい.
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