今月の臨床 妊娠初期を診る
胎児発育の評価
3.頭頸部
夫 律子
1
,
青野 敏博
2
1国立善通寺病院産婦人科・臨床研究部
2徳島大学医学部産科婦人科
pp.1050-1057
発行日 1997年10月10日
Published Date 1997/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903054
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胎児期の超音波診断は近年高周波経腟プローブの開発とともに非常に進んできた.しかしながら,胎児中枢神経系異常は妊娠後半期になってから診断されることが多く,的確な診断に至らないこともある.胎児中枢神経系のより正確な評価を行うためには,妊娠前半期から経腟的アプローチを併用して観察することが望ましい.本稿では妊娠前半期における胎児頭頸部の正常像と異常像を比較し,その観察について述べる.なお,観察は主にGE横河メディカルシステム社製LOGIQ400および500(6.5MHz経腟プローブ)にて行った.
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