今月の臨床 着床
疫学・統計
1.各種排卵誘発法,胚移植と着床率
齊藤 英和
1
,
齊藤 隆和
1
,
広井 正彦
1
1山形大学医学部産婦人科
pp.10-13
発行日 1997年1月10日
Published Date 1997/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902794
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体外受精法における排卵誘発剤の使用は不可欠とまでは言えないがその有用性は高く認められている.世界初の体外受精は自然周期で成功しているが1),その後の治療においては自然周期の妊娠率は低いので排卵誘発剤を使用していることが多くなっている.
しかし最近,排卵誘発剤の使用により卵巣過剰刺激症候群や多胎妊娠の問題が生じてきている.これらの副作用をいかに低い発生率に抑えるかを考慮しながら排卵誘発および胚移植を施行していく必要があると考えられている.
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