今月の臨床 不妊治療—ここが聞きたい
体外受精
2.GnRHアゴニストの使用法はlong法,short法どちらがよいか?
齊藤 英和
1
,
高橋 俊文
1
,
斉藤 隆和
1
1山形大学医学部産婦人科
pp.1472-1474
発行日 1996年11月10日
Published Date 1996/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902750
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
体外受精—胚移植法においては妊娠率を高めるために排卵誘発法の検討がよく行われている.体外受精—胚移植法では,たいがいの場合には自然排卵を有する婦人に排卵誘発を行うことが多く,多数の卵胞が発育するために,ホルモンの変化は自然周期とは大きく異なり,またこのホルモンが子宮内膜に及ぼす影響なども自然周期とかなり異なると考えられる.
本稿においてはGnRHアゴニスト(GnRHa)を排卵誘発に用いるようになった背景やその使用方法の種類とそれぞれの利点・欠点について解説する.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.