原著
月経血のFDP-Dダイマーおよびミオグロビン濃度
宮石 智
1
,
北尾 孝司
1,2
,
石津 日出雄
1
,
水谷 靖司
3
,
松本 貴
3
,
工藤 尚文
3
1岡山大学医学部法医学
2愛媛県立医療技術短期大学
3岡山大学医学部産婦人科
pp.205-206
発行日 1996年2月10日
Published Date 1996/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902429
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月経血のFDP-Dダイマー並びにミオグロビン濃度を測定した.FDP-Dダイマー濃度は 1.O2 X1O5±4.47×104ng/ml(102±44.7μg/ml, mean±SD)で,末梢血中濃度の2,000倍以上の濃度であった.またFDP-Dダイマー濃度は凝血塊の有無による差はなかった.ミオグロビン濃度は66.3±30.7ng/ml(mean±SD)で,末梢血中濃度と同程度とみなされた.
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