今月の臨床 無排卵—病態と治療をめぐるトピックス
効果的治療法の選択
21.漢方療法の有用性
佐藤 芳昭
1
1相模原協同病院産婦人科
pp.1538-1541
発行日 1995年11月10日
Published Date 1995/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902338
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旧来より産婦人科の関与する疾患には漢方療法が広く用いられてきたが,健康保険の適用となって二十年弱がたった現在では,西洋医学を習得した医師の間でも使われるようになって来ている.そのために本来の漢方医学の診断法である八網分類や,随証治療という面からは,やや軽んじられた用法がされていることは否めない.そこで本稿では現代医学を踏まえた立場からの漢方治療という面から述べてみることにする.
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