今月の臨床 体外受精マニュアル—新しく始める人へのアドバイス
体外受精の基本操作
1.卵巣刺激法
5)黄体機能賦活法
山口 聡
1
,
山辺 晋吾
1
,
望月 眞人
1
1神戸大学医学部産婦人科
pp.1053-1057
発行日 1995年8月10日
Published Date 1995/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902222
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●はじめに
今日,体外受精・胚移植(IVF-ET),配偶子卵管内移植(GIFT)などの配偶子操作の技術的進歩はめざましく,不妊症の治療の一つとして確立されつつある.しかし,その成績は満足できるものではなく,妊娠率を少しでも向上させるためにはさらに解明すべき問題点がたくさんある.中でも胚移植後の黄体機能賦活に関しては一定の見解は得られておらず,各施設ごとにさまざまな方法が実施されているのが現状である.本稿では黄体賦活の意義とそれに基づき体外受精・胚移植において実際に行われているさまざまな黄体機能賦活の方法について概説したい.
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