Japanese
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特集 Surgical deviceの有効,安全な使い方
超音波外科用吸引装置の有効,安全な使い方
Liver resection using ultrasonic surgical aspirator
山本 雄造
1
,
猪飼 伊和夫
1
,
森本 泰介
1
,
山本 成尚
1
,
飯室 勇二
1
,
佐藤 誠二
1
,
嶌原 康行
1
,
山岡 義生
1
Yuzo YAMAMOTO
1
1京都大学医学研究科消化器外科
キーワード:
超音波外科用吸引装置
,
肝切除
Keyword:
超音波外科用吸引装置
,
肝切除
pp.465-469
発行日 1999年4月20日
Published Date 1999/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903574
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超音波外科用吸引装置は本体で発生させた電気エネルギーをハンドピースに内蔵されたトランスデューサーにより超音波振動に変換し,ハンドピース先端のチップを振動させることで組織を“選択的”に破砕することができる.神経,血管,リンパ管のような弾性のある組織にはその作用が弱く,破砕が行われない特徴がある.したがって,肝切離のように細かな脈管系が実質組織のなかに埋没しており,前もっての脈管処理が不可能な臓器の切離にきわめて有用である.しかしながらその動作原理から凝固,止血機能は有しておらず,補助をするdeviceが必要である.腹部外科での使用が一般的である肝切除においてその有効,かつ,安全な使い方を解説する.
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