今月の臨床 CTかMRIか—婦人科腫瘍読影のポイント
基礎
1.CTスキャンの原理と特性
井筒 睦
1
,
川口 修
1
,
長谷川 市郎
1
,
森 徹
1
,
平松 京一
1
1慶應義塾大学医学部放射線診断科
pp.10-16
発行日 1995年1月10日
Published Date 1995/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902006
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はじめに 婦人科領域の疾患の診断に対するX線CT(CT)の果たす役割は大きく,超音波検査(US)とともに非侵襲的検査法として普及してきた.
しかし,近年X線被曝の心配がなく,任意の方向の断面が自由に撮像できる磁気共鳴画像(MRI)が開発され,普及するにつれて,CTに課せられていた役割が変遷しつつある.
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