産婦人科クリニカルテクニック ワンポイントレッスン
骨盤癒着を伴う子宮摘出時の手術の進め方
熊坂 高弘
1
1獨協医科大学
pp.1403
発行日 1994年11月10日
Published Date 1994/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901967
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腹式単純子宮全摘術は一般的に容易な手術であるが高度な骨盤内癒着を合併している場合はそれが良性疾患であっても一転して難手術となることが多い.出血も多くなり,隣接臓器(膀胱,尿管,直腸,大血管等)の損傷の率が高くなる.したがってこれらのトラブルを避けるために子宮を摘出する操作の前にまず手術の手順を考えることが重要である.
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