今月の臨床 婦人科医のためのオステオポローシス
治療と予防
骨増加療法
23.カルシトニン
加藤 友康
1
,
陳 瑞東
1
1癌研究会附属病院婦人科
pp.1140-1141
発行日 1994年9月10日
Published Date 1994/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901888
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カルシトニンは甲状腺傍濾胞細胞から分泌されるカルシウム調節ホルモンである.破骨細胞に受容体を有し,その活性を抑制する.ブタ,ウナギ,サケ由来の3種のカルシトニン製剤が臨床応用されている.当初骨粗鬆症に伴う腰背痛に対する薬剤として投与されてきたが,その後骨量増加作用が報告され,骨量改善薬として認可された.
本稿では,カルシトニンについて最新の知見とカルシトニン製剤の治療成績について述べる.
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