今月の臨床 婦人科医のためのオステオポローシス
治療と予防
エストロゲン療法
19.エストロゲン・プロゲスチン併用療法
玉舎 輝彦
1
1岐阜大学医学部産婦人科
pp.1128-1130
発行日 1994年9月10日
Published Date 1994/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901884
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エストロゲン,プロゲスチンと骨代謝 骨は破骨細胞による骨吸収と骨芽細胞による骨形成との二つの力のバランスで維持されている.エストロゲンは骨吸収を減少させることにより骨代謝を抑制し,骨塩量を一定状態にする.
プロゲスチン[黄体ホルモン(剤)]はエストロゲンと異なった作用機序で骨形成を刺激する.そのため,骨塩量維持にエストロゲンとプロゲスチンとは相乗効果を示す1).
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