今月の臨床 骨盤位マニュアル
ディベート
妊娠中:待機VS矯正
20.矯正(外回転術)—Salingの立場で
鈴木 重統
1
,
松田 ひとみ
1
,
平塚 志保
1
,
E. Saling
2
1北海道大学医療技術短期大学部
2ベルリン自由大学
pp.658-661
発行日 1994年5月10日
Published Date 1994/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901748
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骨盤位分娩は,その分娩にともなって発生する障害,なかんずく周産期死亡を中心とした周産期障害が他の分娩に比して発生率が高いということに大きな問題点がある.
1975年にSalingらが,子宮収縮抑制剤投与のもとに,妊娠末期骨盤位外回転術(late externalcephalic version,以下外回転術と略す)を報告して以来,多くの追試がなされ,注目されるに至った.
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