今月の臨床 不妊の原因を探る
精子
28.Sperm survival test
布施 正樹
1
,
石丸 忠之
1
Masaki Fuse
1
,
Tadayuki Ishimaru
1
1長崎大学医学部産婦人科
pp.1224-1225
発行日 1993年10月10日
Published Date 1993/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901488
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男性不妊の診断において,精子の数,運動率などの一般的精液検査所見が有用であることはいうまでもない。しかし,妊孕能の予知という点では必ずしも満足できるものではない。当科では精子妊孕能を判定する検査法としてsperm survivaltest(SST)を開発し,臨床に応用している。そしてSSTの結果が精子妊孕能および体外受精の受精率をかなり的確に反映することを報告してきた1,2)。本稿ではSSTの方法および臨床的有用性について述べることにする。
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