研究
Fe-Test,Cu-Testの使用経験
渡辺 富久子
1
,
飯田 角治
1
,
垂井 清一郎
1
1大阪大学医学部附属病院中央臨床検査部
pp.530-532
発行日 1967年7月15日
Published Date 1967/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916681
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臨床化学技術の進歩と共に,従来研究的にのみ行なわれていた多くの測定が,ルーチン化する傾向を示している。各種疾患の診断,治療効果の観察および予後判定上重要な,血清鉄,銅の測定も広く要望されるようになってきた。しかしながら試薬の調製,器具の洗浄,精製水の問題など,いろいろと困難な面が多く,日常検査としてはあまり普及されていない。最近キット製品が市販されるようになり,比較的簡単にその測定が可能となってきたが,われわれは市販品の一つである,和光純薬製のFe-Test,Cu-Testについて検討したので,その結果を報告する。
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