今月の臨床 不妊の原因を探る
動向
2.不妊と感染症
佐藤 芳昭
1
,
三宅 崇雄
1
Yoshiaki Sato
1
,
Takao Miyake
1
1相模原協同病院産婦人科
pp.1158-1159
発行日 1993年10月10日
Published Date 1993/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901462
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性器感染症が不妊症の原因となることは以前より知られていたが,最近の性行為感染症(sexuallytransmitted disease:STD)の様変わりと,その思春期における感染患者数の増加のために骨盤内感染症の結果としての腹腔内癒着や卵管閉塞に代表されるような器質的な不妊症の大きな原因となりつつある。本稿では感染症と不妊の関係を,PID,経管因子,男性因子との相関より検討を加えてみた。
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