特集 今日の子宮内膜症
Topics
子宮内膜症と免疫
佐藤 芳昭
1
,
三宅 崇雄
1
,
松信 晶
1
,
望月 愛郎
1
,
梶野 徹
1
,
樋口 正臣
1
,
大沢 章吾
1
Yoshiaki Sato
1
1相模原協同病院産婦人科
pp.872-876
発行日 1990年10月10日
Published Date 1990/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900169
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
子宮内膜症は生殖年代の女性の5〜15%位に存在すると言われ,特に不妊症との関連が強いことで注目されている疾患である。
特にこの病気が生殖年代に集中しておこることから,女性ホルモンであるestrogenと深い相関があることは以前より多くの報告がある。また最近ではこのステロイドホルモンであるestrogenがimmunomodulatorとしての役割をもっていることが判明してきており,その意味でも子宮内膜症の発症や進展に何らかの免疫的機序が関与している可能性は大いにある。
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.