今月の臨床 ホルモン補充療法;HRT
HRTの実際
20.尿失禁
桑原 慶紀
1
,
町田 正弘
1
Yoshiki Kawabara
1
,
Masahiro Machida
1
1順天堂大学医学部産婦人科
pp.858-860
発行日 1993年7月10日
Published Date 1993/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901377
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尿失禁の検査・診断法の主な方法としては表1に示すようなものが挙げられるが,まずは詳細な問診が重要なポイントになる(表2)。尿失禁の病型は症状の詳細な問診を行うことによって約8〜9割は診断可能であるといわれている。また既往歴とくに現在内服中の薬剤を明確にすることもたいせつである(表3)。尿失禁の治療法を大別すると,行動・理学療法,薬物療法,手術療法,清潔間欠自己導尿といったものに分けられる。
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