今月の臨床 産科外来検診マニュアル
妊娠後期
40.胎児の発育
吉沢 浩志
1
Hiroshi Yoshizawa
1
1新潟大学医学部産科婦人科
pp.578-580
発行日 1993年5月10日
Published Date 1993/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901295
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胎児発育は子宮底長計測値を参考に,超音波検査による胎児各部の計測を行い,それらをパラメーターにした推定児体重(EFW)を得て評価する。胎児発育や形態異常診断を目的とするスクリーニングは,妊娠後期では30週,36週頃に行うのが一般的となっている。検診ごとに超音波検査を行う施設もあるが,各施設の事情に応じた診断体制を取って,羊水量,胎盤や臍帯の位置,臍帯頸部巻絡の有無などを観察して分娩時情報にする。
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