今月の臨床 産科外来検診マニュアル
妊娠初期
8.絨毛診断
鈴森 薫
1
Kaoru Suzumori
1
1名古屋市立大学医学部産科婦人科
pp.482-485
発行日 1993年5月10日
Published Date 1993/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901263
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遺伝性疾患の出生前診断は羊水検査が中心的な役割を果たしながら進展してきたが,最近,妊娠初期に実施できる絨毛検査が登場し,わが国でも臨床応用されるようになっている。絨毛採取法の手技については既に筆者を含め諸家が詳しく紹介しているので1〜5),今回は実際的な運用についてわれわれの経験を述べてみたいと思う。すなわち,当教室では過去7年半にわたって出生前診断に両検査法を併用しているが,その成績を比較検討した。
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