今月の臨床 子宮外妊娠—up to date
新しい治療法の試み
25.保存的手術療法の実際と問題点
河上 征治
1
,
大原 聡
1
Seiji Kawakami
1
,
Satoshi Oohara
1
1藤田保健衛生大学医学部産婦人科
pp.414-416
発行日 1993年4月10日
Published Date 1993/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901249
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子宮外妊娠の97%前後は卵管妊娠である。マイクロサージェリーが産婦人科領域に取り入れられた1970年代の後半から卵管障害に対する機能的保存手術の予後が向上してきた。
本邦でも1980年代より卵管性不妊に対してIVF-ETが臨床応用されるようになったが,自然授精による妊娠成立を期待するため,卵管妊娠に対し,その機能保存手術が顕微鏡下またはルーペを使用して行われるようになった。
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