今月の臨床 思春期診療
付)思春期データメモ
西野 るり子
1
,
北井 啓勝
1
Ruriko Nishino
1
,
Hirokatsu Kitai
1
1埼玉中央病院
pp.1367-1371
発行日 1992年11月10日
Published Date 1992/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901083
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思春期の身長と体重の推移
図1,2は,1991(平成3)年度文部省学校保健統計調査報告書による,過去30年間にわたる身長の変化の要約である。男女の比較では,6歳の身長はほぼ同じであるが,11歳では女子が2cmほど高くなり,14歳からは逆に男子が高くなって,14歳で6〜8cm,17歳で11〜12cm男子のほうが高くなる。
30年間の推移では,1991年の女子は親の世代にあたる1961年と比べて,身長では11歳7.7cm,14歳5.5cm,17歳3.9cm増加し,体重では11歳6.5kg,14歳4.9kg,17歳2.2kg増加して,近年の青少年の体位の向上が著しいことがわかる。ただし,11歳および14歳の身長・体重の増加が顕著であるのに比べて,17歳では増加が鈍っている。
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