今月の臨床 不妊治療の進歩
男性因子と人工授精
25.精子凍結法の実際とその効果
広井 正彦
1
,
佐藤 文彦
1
,
金杉 浩
2
Masahiko Hirio
1
,
Fumihiko Sato
1
,
Hiroshi Kanesugi
2
1山形大学医学剖産科婦人科学教室
2済生会山形済生病院産婦人科
pp.466-467
発行日 1992年4月10日
Published Date 1992/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900822
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精子の凍結保存は人工授精などの補助技術として開発され,広く行われている技術である。精子の凍結保存により夫不在の際にも人工授精ができ,精液採取の回数を減少できるなどの利点がある。しかし,精子の凍結保存は融解後の生存率が低いのではないかといぶかったり,むやみな凍結保存は倫理的な問題を引き起こす可能性があることなどより,われわれは適応のない場合には行わないようにしている。
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