今月の臨床 不妊治療の進歩
男性因子と人工授精
24.精液性状と治療法の選択
福田 勝
1
Masaru Fukuda
1
1順天堂大学医学部産婦人科学教室
pp.464-465
発行日 1992年4月10日
Published Date 1992/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900821
- 有料閲覧
- 文献概要
近年,不妊夫婦に男性因子の関与が多く存在していることが明らかになるにつれ,男性不妊に対する認識が高まってきた。男性不妊治療において原因の解明とその除去に努めることは当然のことであるが,その原因が明らかになることは多くはない。産婦人科の日常診療でみる治療は薬物療法と配偶者間人工授精(AIH)が中心となっている。本稿では精液性状の異常とAIHを中心とした治療について述べる。
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.