今月の臨床 胎児治療—どこまで可能か
疾患と治療
15.心奇形
岩崎 克彦
1
Katsuhiko Iwasaki
1
1東海大学医学部産婦人科
pp.310-311
発行日 1992年3月10日
Published Date 1992/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900777
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出生後の心疾患の診断および治療とは異なり,子宮内での異常の発見,診断には,自ずから制限がある。また,治療となると,心奇形に関しては,目下のところは経胎盤的な薬物療法が主体となる。本稿では,産科医が妊婦管理中に,どういう手段で胎児の心疾患に気づき,それを確定診断して治療に移るか,または,治療を断念せざるをえないかについてまとめた。
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