今月の臨床 子宮内膜症
診断と臨床期分類
10.超音波診断
大屋 敦
1
Atsushi Oya
1
1東京都立広尾病院産婦人科
pp.36-37
発行日 1992年1月10日
Published Date 1992/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900695
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婦人骨盤内疾患における超音波断層法の有用性は広く認められているが,超音波機器の進歩による解像力の向上と従来より行われていた超音波経腹走査法に加えて近年超音波経腟走査法が導入され,骨盤内の種々の病態把握がより明瞭となり,とくにその非侵襲性,手技の容易さから日常診療に広い範囲で活用されている。
超音波診断は,CT検査やMRI検査や内視鏡検査などを必要とするような疾患の場合でもそれらの検査の適応を決定するためのスクリーニング検査として,まず第一に施行すべき検査である。
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