今月の臨床 子宮筋腫—こんなときどうするか
診断手技—どこまでわかるか
5.超音波
田中 善章
1
Yoshiaki Tanaka
1
1市立吹田市民病院産婦人科
pp.1142-1144
発行日 1991年10月10日
Published Date 1991/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900572
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超音波による子宮筋腫診断の要点は“筋腫核の証明”であり,その精度は直径1cm位であれば可能である。ただ子宮筋腫核の存在部位によりその像は修飾を受けるので,部位診断も必要である。鑑別診断には子宮腺筋症があり,この場合は境界明瞭である筋腫核を証明せず,高輝度点状内部エコーを有するびまん性の子宮壁肥厚を示す特徴的な超音波所見によって鑑別可能である1,4)。
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