今月の臨床 子宮筋腫—こんなときどうするか
診断手技—どこまでわかるか
4.双合診
岡田 清
1
Kiyoshi Okada
1
1東京都立大塚病院
pp.1140-1141
発行日 1991年10月10日
Published Date 1991/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900571
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骨盤内腫瘤の診断には,双合診と同時に超音波断層法をはじめとする画像診断を用いるのがルーチンとなっていることから,双合診の価値は過去におけるよりも少なくなっている。しかし,双合診は画像所見を確実に判読するうえから,ゆるがせにできないものであり,とくに,手術の難易性の予測は双合診によるところが大きいので,双合診は依然として極めて重要な価値を有している。
そこで本稿では,まず,子宮筋腫の双合診に関する基礎的な知識について述べ,続いて鑑別診断,手術の難易性に関する診断について述べることとする.
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