今月の臨床 不育症—その対策のすべて
原疾患との関わり
7.血液疾患と不育症
松本 隆史
1
,
金丸 恵子
2
Takafumi Matsumoto
1
,
Keiko Kanamaru
2
1国立津病院産婦人科
2鈴鹿回生病院産婦人科
pp.30-31
発行日 1991年1月10日
Published Date 1991/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900260
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母体の血液疾患を原因とする不育症は,ごく稀とされている。しかし,近年,検査技術の進歩により,従来原因不明とされていた不育症の中にlupus anticoagulant(LAC)を代表とする血栓性素因などが発見されるようになり,注目されている。
そこで本章では,不育症の原因として可能性のある血液疾患を順に挙げ,その問題点について考察を加えたい。
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