特集 救急手技のポイント
Ⅱ.産科・婦人科
急性腹症
小池 貞徳
1
1JR東京総合病院,産婦人科
pp.346-348
発行日 1990年4月10日
Published Date 1990/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900082
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
急激な下腹痛を主症状とし緊急開腹手術が必要とされる急性腹症の中で,産婦人科医の取り扱うものは,卵巣腫瘍の茎捻転や破裂,卵巣出血,子宮外妊娠などである。各疾患に対する救急手技のポイントは各項に譲り,本稿では婦人科急性腹症患者の診察手順について概説する。また,産婦人科医が知っていなければならない急性卵管炎,虫垂炎,尿管結石の鑑別のポイントについても言及する。
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.