Japanese
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特集 一般外科医が知っておくべき小児患者への対応
代表的な症候の鑑別診断と初期対応
急性腹症
Differential diagnosis and management of acute abdomen in child
窪田 正幸
1
Masayuki KUBOTA
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科小児外科
pp.522-525
発行日 2013年5月20日
Published Date 2013/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104562
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【ポイント】
◆腹痛の性状:閉塞性イレウスや腸炎は間欠的疼痛となる.絞扼性イレウスは虚血性病変のため持続性疝痛となる.
◆重篤度の評価:急性腹症で最も重篤なものは絞扼性イレウスであり,乳児では腸回転異常・中腸軸捻転をまず念頭に置く.
◆画像所見:絞扼性イレウスでは,超音波検査で液体で満たされ内容が停滞した拡張腸管を認め,小腸趨壁が観察される.
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