今月の臨床 ―外来担当医として知っておきたい―婦人科腫瘍の卵巣機能・妊孕性温存療法
子宮頸がん編
円錐切除術の適応と限界
池田 仁惠
1,2,3
1東海大学医学部専門診療学系産婦人科
2湘南医療大学保健医療学部
3茅ヶ崎中央病院ウイメンズセンター婦人科
キーワード:
子宮頸部円錐切除術
,
obstetrical outcomes
,
oncologic outcomes
Keyword:
子宮頸部円錐切除術
,
obstetrical outcomes
,
oncologic outcomes
pp.762-768
発行日 2024年9月10日
Published Date 2024/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211324
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●妊孕性温存を希望する患者に対しては,obstetrical outcomesとoncologic outcomesの双方の視点に立った過不足のない円錐切除術が行われなければならない.過度な切除は厳禁!
●細胞診・コルポスコピー所見・組織診・HPV検査を総合的に評価して,適応を決定する.加えて,それぞれの手術機器の特徴を理解して,適切な機器を選択し,円錐切除術を行う.
●断端陽性症例に対しては,症例ごとに再発のリスク因子(HPV検査,年齢など)を評価して,子宮摘出術などの追加治療を検討する.
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