今月の臨床 婦人科領域のホルモン治療―思春期から更年期まで
基本編 : マストな疾患を押さえる
骨粗鬆症
北島 百合子
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科産科婦人科学分野
キーワード:
骨粗鬆症
,
エストロゲン
,
ホルモン補充療法
Keyword:
骨粗鬆症
,
エストロゲン
,
ホルモン補充療法
pp.719-725
発行日 2024年8月10日
Published Date 2024/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211315
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●骨粗鬆症は,「骨強度の低下を特徴とし,骨折のリスクが増大する疾患」であり,脆弱性骨折が起こると不動・寝たきりから生命予後に影響を及ぼす可能性がある.
●骨粗鬆症の主な原因は,周閉経期のエストロゲン低下である.閉経後10年間で骨量は著明に減少し,骨量減少・骨粗鬆症へと進行する.
●更年期障害などの緩和を目的とした周閉経期からのエストロゲンを用いたホルモン補充療法は,骨粗鬆症への進行を予防することができる.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.