今月の臨床 重篤な遺伝性疾患の着床前診断―患者ニーズと診断・治療の現状
総論
重篤な遺伝性疾患に対する着床前遺伝学的検査の実施可否の審査について―変更までの経緯と現状
三上 幹男
1,2
1東海大学医学部専門診療学系産婦人科学
2前 日本産科婦人科学会臨床倫理管理委員会
キーワード:
重篤な遺伝性疾患に対する着床前遺伝学的検査
,
重篤な遺伝性疾患に対するPGT-M
,
命の選別
,
生命倫理
Keyword:
重篤な遺伝性疾患に対する着床前遺伝学的検査
,
重篤な遺伝性疾患に対するPGT-M
,
命の選別
,
生命倫理
pp.168-173
発行日 2024年3月10日
Published Date 2024/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211150
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●重篤な遺伝性疾患に対する着床前遺伝学的検査(PGT-M)は命の選別が懸念される検査である.
●PGT-Mの当事者は,検査を希望するカップルのみでなく,検査で診断される疾患を患っておられる方,女性,社会(含む男性)である.
●PGTの運用は,その当事者を含め社会全体で議論していくべきである.
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