合併増大号 今月の臨床 最善で最新の産科麻酔診療をめざして
妊婦の疼痛緩和法
妊婦のペインクリニック
山口 重樹
1
,
山中 恵里子
1
,
木村 嘉之
1
1獨協医科大学医学部麻酔科学講座
pp.167-175
発行日 2023年1月10日
Published Date 2023/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210875
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●妊婦が分娩に関連する痛み以外の痛みを自覚することは稀でなく,不適切な痛みの管理は妊娠継続に影響を及ぼす.
●妊婦が自覚する痛みの多くは,生活改善,理学療法,インターベンション治療などの非薬物療法によって管理されるべきで,管理可能でもある.
●妊婦の自覚する痛みの緩和のための薬物療法では,アセトアミノフェンを第一選択とする.
●アセトアミノフェン以外の薬の選択は,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合に限定する.
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