合併増大号 今月の臨床 最善で最新の産科麻酔診療をめざして
妊娠中期・末期の麻酔
胎児治療の麻酔
大橋 夕樹
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
pp.35-40
発行日 2023年1月10日
Published Date 2023/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210856
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●胎児治療では治療の侵襲度に合わせた胎児,母体それぞれの麻酔を安全に提供する必要がある.
●胎児治療の麻酔は確立されていないが,母体,胎児の循環動態の低下を回避し安全な麻酔を提供するための麻酔方法が提案されている.
●胎児治療中はどのような侵襲度の治療においても,さまざまな要因で胎児徐脈の可能性があるため,胎児心拍の評価や蘇生の準備が重要となる場合がある.
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