今月の臨床 HPVワクチン勧奨再開―いま知りたいことのすべて
検診との関係
ワクチン接種を前提とした子宮頸がん検診の将来像
藤井 多久磨
1
1藤田医科大学医学部産婦人科学
pp.800-806
発行日 2022年8月10日
Published Date 2022/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210764
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●子宮頸がん検診では,HPV検査のほうが細胞診より感度がよいが特異度が劣る.
●細胞診陰性だがHPV陽性例の前がん病変進展のリスクが注目を集めている.
●HPVワクチンと検診で子宮頸がん予防の相乗効果が期待できる.
●HPV単独検査陽性例のトリアージでは細胞診が活用されているが,細胞診免疫染色法も期待される手法の1つである.
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