今月の臨床 子宮内膜症の最新知識―この1冊で重要ポイントを網羅する
不妊を主訴とする場合―ARTが先か手術が先か,子宮腺筋症の場合は?
子宮内膜症性不妊症に対する腹腔鏡手術の有用性と手技
明樂 重夫
1
1明理会東京大和病院
pp.650-656
発行日 2022年7月10日
Published Date 2022/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210738
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●腹膜病変の切除・焼灼は妊孕性の改善に有用である.
●卵巣チョコレート囊胞は患者年齢,疼痛の有無,サイズ,両側性かどうか,などを勘案し,個別化して治療方針を立てる.
●卵巣チョコレート囊胞の摘出術では可及的に薄く囊胞壁を剝離し,出血に対してはパワーソースによる止血を極力控える.
●ダグラス窩の深部病変は妊孕性を低下させ,その系統的な摘出術は妊孕性を向上させる可能性がある.
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