今月の臨床 子宮内膜症の最新知識―この1冊で重要ポイントを網羅する
不妊を主訴とする場合―ARTが先か手術が先か,子宮腺筋症の場合は?
子宮腺筋症合併不妊の治療戦略
木村 文則
1
,
川口 龍二
1
,
赤坂 珠理晃
1
1奈良県立医科大学産婦人科学講座
pp.657-663
発行日 2022年7月10日
Published Date 2022/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210739
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●子宮腺筋症は,不妊症の原因となり,産科予後にも影響を及ぼすと考えられる.
●子宮腺筋症合併不妊患者においても,薬物療法抵抗性の月経困難症,過多月経をきたす症例には保存的手術を考慮する.
●子宮腺筋症合併不妊に対し保存的手術を施行する際は,年齢や卵巣予備能などのほかの不妊因子を念頭に,その効果と産科予後への影響を考慮しながら施行する必要がある.
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