今月の臨床 生殖医療・周産期にかかわる法と倫理―親子関係・医療制度・虐待をめぐって
周産期の虐待をめぐる諸問題
改正児童虐待防止法と周産期臨床
板澤 寿子
1
1埼玉医科大学病院小児科
pp.592-598
発行日 2022年6月10日
Published Date 2022/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210726
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●児童虐待防止法〔令和2(2020)年4月1日施行〕の主な改正点は,親権者による体罰の禁止の明確化,児童相談所の体制強化,関係機関間の連携強化である.
●母子保健に従事する保健・医療・福祉関係者は妊産婦のメンタルヘルスと心理社会的リスク因子を把握し,背景に合わせた支援を行う必要がある.
●周産期における適切な医療と支援が児童虐待防止の第一歩である.
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