今月の臨床 生殖医療・周産期にかかわる法と倫理―親子関係・医療制度・虐待をめぐって
周産期の虐待をめぐる諸問題
新生児の医療ネグレクトへの対応
保条 成宏
1
1中京大学法学部・大学院法学研究科
pp.587-591
発行日 2022年6月10日
Published Date 2022/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210725
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●医療ネグレクトの本質は,子ども―親―医師間の「関係障害」にある.
●医療ネグレクトへの対応において,「子どもの最善の利益」を代弁・代行する「子どもの代理人」の実践が重要となる.
●子どもの権利条約において「子どもの最善の利益」を確保する任務を負う「法定保護者」として,「子どもの代理人」を制度化するべきである.
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