増刊号 最新の不妊診療がわかる!―生殖補助医療を中心とした新たな治療体系
第3章 生殖補助医療の調節卵巣刺激
内因性LHサージ抑制法
凍結融解胚移植の治療成績がよいのはなぜ?
吉田 淳
1
1木場公園クリニック
pp.163-164
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210661
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▶凍結融解の過程は胚にダメージを与えることがあるが,凍結融解胚移植の成績が新鮮胚移植の成績より高いため,日本では凍結融解胚移植が圧倒的に多く実施されている.
▶その理由として,①高刺激では子宮内膜の成熟が早いため着床率が低下する,②クロミッドを使用した卵巣刺激では,副作用によって子宮内膜が薄くなるときがあり着床率が低くなる,③採卵直後は子宮収縮が多いため着床率が低下する,などがある.
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