特集 保険適用になった不妊治療―できること・できないこと―
II.保険適用になった治療・手技
11.胚培養・タイムラプス
竹島 和美
1
,
上野 智
1
,
加藤 恵一
1
1加藤レディスクリニック
キーワード:
タイムラプス
,
胚評価法
,
ART
Keyword:
タイムラプス
,
胚評価法
,
ART
pp.395-400
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000103
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要旨
胚培養技術の進歩により,体外培養環境下でも着床直前期の胚盤胞期まで胚を培養することが可能となった.それにより,様々な形態,動態学的評価や着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)など,出産に至る可能性が高い胚を事前に選別する,高精度な手法も開発されつつあり,患者の治療の効率化や身体的負担の軽減が期待される.本稿においては,胚培養の基本的な知識とタイムラプスインキュベーター(TI)を用いた新しい胚培養技術の概要,TIを用いた最新の胚評価法について概説する.
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