合併増大号 今月の臨床 産婦人科医が知っておきたい臨床遺伝学のすべて
生殖
不妊症に対する着床前遺伝学的検査の実際
桑原 章
1
1レディスクリニックコスモス高知
pp.143-147
発行日 2022年1月10日
Published Date 2022/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210576
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●PGT-A(PGT-SR併用)を行うと,移植あたり妊娠率(着床率)と移植あたりの流産率を改善することができる.
●移植可能胚が得られた周期あたりの臨床妊娠率,生児獲得率に影響はないが,一定期間あたりの累積妊娠率に貢献できる可能性がある.
●反復流産例,高齢の夫婦などで流産回避,あるいは早期妊娠成立を目的とするPGT-Aを行う場合は,慎重な事前説明と結果解釈が重要である.
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