今月の臨床 大規模災害時の周産期医療―災害に負けない準備と対応
激甚災害の経験から得られた周産期医療体制の問題点と現状
令和2年7月豪雨―人吉球磨地域の産婦人科医療への影響
瀬戸 雄飛
1
,
下川 理沙
1,2
,
大場 隆
2
1地域医療機能推進機構(JCHO)人吉医療センター産婦人科
2熊本大学大学院生命科学研究部産科婦人科学講座
pp.555-561
発行日 2021年6月10日
Published Date 2021/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210428
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●月並みではあるが,やはり災害は忘れた頃にやってくる.
●災害時の人の流入はCOVID-19のリスク因子であった.ボランティアの制限は感染リスク抑制に有効であったが,人的支援を妨げることとなった.
●通信インフラ障害に備えて医療機関は複数の通信手段を整えておくべきであり,SNSは有効な手段であった.
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