今月の臨床 大規模災害時の周産期医療―災害に負けない準備と対応
大規模災害時の周産期医療体制構築への試み
災害時小児周産期リエゾン設立までの経緯
松本 陽子
1
1東京都立墨東病院産婦人科
pp.562-566
発行日 2021年6月10日
Published Date 2021/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210429
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●災害医療という概念自体,比較的新しいものであるが,わが国は多くの災害の実例からさまざまな災害医療体制を検証し,構築してきた.
●災害時には小児や周産期医療のニーズがあり,既存のネットワークを活用して対応するのが最も効率がよいとする報告が多数あがった.
●災害医療コーディネータのサポートとして,小児・周産期医療に特化した調整役である「災害時小児周産期リエゾン」が提案され,国の事業として養成が進んでいる.
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