増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために
悪性腫瘍
子宮体がんの妊孕性温存療法についての患者説明
中村 文洋
1
,
松川 淳
1
,
太田 剛
1
1山形大学医学部産婦人科
pp.314-318
発行日 2021年4月20日
Published Date 2021/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210381
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必ず説明しておくべきこと
◆本来,子宮体がんに対しては子宮全摘術が原則であり,妊孕性温存療法はオプションである.
◆妊孕性温存希望が考慮されるのは,子宮内膜異型増殖症と子宮内膜に限局する類内膜癌G1相当である.
◆病理組織学的診断,画像検査所見,臨床所見から安全性の評価を行ったうえで,治療内容の同意が必要である.
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